10月15日（土）、1994年から18年続く富士通テン主催のチャリティコンサート「KOBE MUSIC STATION vol.62」を神戸凮月堂・地下ホールにて開催しました。
今年で18年目を迎える同コンサートは、地域の皆様に支えられ、前回のvol.61で来場者数延べ10,000人を突破しました。東日本大震災の影響もあり約1年ぶりの開催となった今回、幅広い年齢層のお客様約200名にご来場頂き、満席となりました。整理券を求めて開場約1時間前から、次々とお客様がお越しになるなど、コンサートを心待ちにして頂いていた様子が伝わりました。
今回は、富士通テン（兵庫県神戸市）本社内にある当社レコーディングスタジオ「スタジオf（フォルテ）」でCDのレコーディングを行った、2組のミュージシャンが出演。1部には若手の「杉山悟史・クインテット」、2部には2007年に『神戸ジャズヴォーカルクィーンコンテスト』で準グランプリを受賞した市川ちあきさんが石川武司トリオと一緒に登場しました。
お客様からは、「本格的なジャズライブでとても楽しめました！1000円でドリンク付でめちゃめちゃおトクでした。また来ます！」（30代女性）、「若手ミュージシャンの権威ある登竜門として益々の発展を願っています」（70代男性）などの嬉しいお声をいただきました。
会場では、東日本大震災被災地支援カンパを行いました。集まったカンパ金と、当日の入場料全額は「富士通テン社会貢献基金」に入金し、音楽活動を行っている福祉団体への楽器寄贈や、被災地支援に役立てていきます。
「今のジャズを聴いて育った世代がつくったオリジナル曲・オリジナルなサウンドを楽しんでもらいたい」と演奏前に意気込みを語っていただいた杉山悟史さん。今回登場したバンドは、関西若手ミュージシャン総勢34名によるオムニバスCD「PRECIOUS」への参加を機に結成された5人組コンボです。
メンバー全員が若くて、とにかく熱いバンドです、と事前にお聞きしていた通り、若手ならではの勢いあるオリジナル曲に、ステージはライブハウスさながらの熱気に包まれました。演奏終了後、お客さんからは「若くて良い」「元気がある」といった声が聞かれました。
01.Wednesday Night 〜 Prelude To Carmine 〜 Carmine
02.Rise
フリーアナウンサー、英語通訳者を経て、現在ヴォーカリストとして活躍されている市川ちあきさんは、卓越した英語力とパワフルな歌声で、観客を魅了していました。
2曲目「Shall We Dance ?」、3曲目「Top of the World」は、耳馴染みの曲の珍しいジャズアレンジに、お客様も大満足の様子でした。
コンサート後半は、お客さんの手拍子も加わり、会場は大盛り上がり。アンコールも含め、計9曲を存分にお楽しみいただきました。特に、最後のアンコールでは、第1部出演の「杉山悟史・クインテット」も混ざっての大セッションが行われ、演奏者・観客が一体となり、大盛況のなか幕を閉じました。
01.Dindi（インスト）
02.Shall We Dance ?
03.Top of the World
04.On the Sunny Side of the Street
05.Old Devil Moon
06.Fever
07.As Time Goes By
08.I Love Being Here with You
09.Fly Me to the Moon（アンコール）
神戸はシンガーとしての故郷です。神戸に育ててもらい、今の私があります。ノリが良く、温かいお客さんの前で歌えて楽しかったです。さすがジャズの街神戸！凮月堂ホールはレトロモダンな感じで、ジャズに合う空間でした。歌いたい曲がたくさんあったので、その中から厳選した曲を歌わせていただきました。
［市川ちあき Official Web Site］ http://www.chiakiichikawa.sakura.ne.jp/
「スタジオf（フォルテ）の録音レポート」no.2 市川ちあき →こちら
素晴らしい会場と、あたたかいお客さんの前で気持ちよく演奏できました！このような素敵な企画に参加させていただき光栄です。メンバー全員が力を出し切り、最高の演奏ができました。
［杉山悟史 Official Web Site］ http://sound.jp/sugisatoshi/
関西若手ミュージシャンが語る、ジャズへの熱い想い
「TALKING JAZZ」VOL.1（杉山悟史さん登場！） →こちら