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ジャズ探訪記関西を中心に、往年の名盤を聴かせるバーから、生演奏も楽しめるレストランまで人気のジャズスポットを紹介!

vol.152
神戸船の旅 CONCERTO

想い出のクルージングを彩るジャズの旋律
@神戸・ハーバーランドモザイク

神戸って、やっぱり港町なんだなぁとしみじみ感じる場所、「ハーバーランドモザイク」。
絶好のロケーションに惹かれて、地元神戸市民はもちろん国内外の観光客で日々賑わっています。神戸のランドマークスポットとも言えるその場所から出航するクルーズ船「コンチェルト」が今回の探訪スポット。ジャズ探訪記、ついに地上から海上へ範囲拡大!
さぁ早速乗船!やっぱり船に乗るとデッキからの景色を見たくなります。出航すると旋回してポートタワーやモザイクの観覧車など“映える”ビューポイントをしっかり見せてくれるのも嬉しいですね~。特に夜のクルーズでの景観は圧巻!神戸の魅力に改めて気付かされます。おっと、ついつい乗船してテンションが上がってしまいました。取材、取材(笑)。

では、コンチェルトとジャズとの関係は?読者の方には既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、コンチェルトでは毎日船内でプロのミュージシャンによる生演奏が行われており、ジャズやクラシックの生演奏が楽しめるのです!船内での生演奏はコンチェルトが航行開始した1997年から既に始まっており、現在ではジャズの演奏が全体プログラム内の1/3を占めているそうです!全国的に見ても、クルージングでジャズの演奏が頻繁に楽しめる環境はなかなかないでしょう。出演ミュージシャンの方々はコンチェルトの厳正なオーディションで選ばれた関西圏で活躍されている精鋭揃い。エントランスでのウェルカム演奏に始まり、「アメジスト」や「ルビー」などと名付けられた部屋にもグランドピアノが常備され、演奏者が各部屋で約15分ずつ演奏して巡回していくスタイル。クルージングの雰囲気をより一層盛り上げます。
コンチェルトでの生演奏の醍醐味は、演者の方に手が届く程の距離で演奏を楽しめる事。しかも記念日やプロポーズ(!)などのお祝い事の際にお客様のリクエストに応える事も。何物にも変え難い想い出のひと時を上質な音楽で華麗に彩ります。

その他にも「オペラの曲を弾いてほしい!」という容赦ない(笑)お客様からのリクエストもあるそうですが、そういった経験で演奏者のレパートリーも広がり、さらに成長するキッカケに。お客様からのアンケートでは、「神戸といえばジャズ」というイメージがやはり多く、船内でのジャズの生演奏をまた聴きたい!もっと長い時間聴きたい!という声も多数寄せられているのはジャズファンにとっては嬉しい声ですね。
これまで船内のレギュラー演奏以外のジャズライブイベントは不定期開催でしたが、先日開催された「村田中」のスペシャルライブのように、今後は特別企画が増える可能性もあるそうなので、ジャズファンの方は今後のコンチェルトのイベントスケジュールをチェック必須です!!