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待ち合わせの場所にあらわれた前田さんはいかにも現代的な若者という印象。そして、もの静かな佇まいのいったいどこに、『大阪城JAZZ FESTIVAL』や『スイング・ジャズ・クルーズ』のようなビッグイベントを企画・実行していくパワーが潜んでいるのか…。
とても興味をそそられるところですね。
今回の「ジャズ・ピープル」は、『大阪城JAZZ FESTIVAL』を中心にお話をうかがいます。 |
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大阪城ジャズ・フェスティバルとの関わりはいつ頃から?。 |
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「関西大学に入学してから、実行委員会に参加したんですね。その後も、2回生で広報を担当したりして、3回生で実行委員長を務めることになりました」 |
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こういうジャズ・イベントに関わるようになったそもそものきっかけは? |
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「2006年でしたが、兵庫県の『学生による商店街活性化支援事業費補助事業』のスタッフと出会ったことが大きいですね。その後も幾つかのプロジェクトに携わっているうちに、『大阪城JAZZ FESTIVAL』の実行委員長を務めるようになったんです」 |
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学生にしかできないことがあるのでは、と。 |
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「社会が低迷していて、みんなに元気がない。そういう現代だからこそ僕たち学生にしかできないことがあるのでは…と思うんです。ですから、今回のスローガンといいますか、目標として『音楽文化を通じて地域を元気に、みんなを笑顔に』という言葉を掲げたわけです」 |
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たしかにフットワークの軽さとか、横の繋がりのようなものは学生の方が生かせるでしょうね。 |
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「そうなんです。そして、今回はまた別の目標もありました。『ジャズフェスの進化!』、『ジャズを新しい層へ!』。ジャズという素晴らしく楽しい音楽があって、優れたプレイヤーもたくさんいます。でもそのわりには社会的にはいまひとつ存在感が薄いというか…。そんな状況を打開するきっかけにしたいんですよね。
「このイベントを通じて、ジャズフェスの新しい魅力を生み出し、もっともっとたくさんの人にジャズを届けたい…、そんな想いでこのイベントに取り組みました」 |
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なるほど。2000人以上という入場者数は、その成果を表していますよね。でもそのために、ライブ以外の部分でもいろんな取り組みをされていると思うんですが? |
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「いくつかありますが、まず告知が大事なので、5月には高槻ジャズストリートのライブ会場でチラシを配布しました。その他、宣伝ライブとしてパフォーマンスも京阪神各地で行いました」 |
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