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ジャズピープル

大阪市立大学Jazz研究会

これまで関西・関東の学生ビッグバンドを中心に紹介してきましたが、今年は大学のジャズ研究会もしっかり紹介していきます。今回、ご紹介するのは大阪市立大学JAZZ研究会。部長の藤城琢巳さんにジャズ研のことをお聞きしました。もちろんインタビューするのは神戸で学生が企画・運営するSwing Jazz Cruise(以下、SJC)の学生スタッフです。

interview

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新1回生にはセッションをいっぱい経験してほしい



── 普段の活動を教えていただけますか?

藤城「活動の中心はセッションで毎週金曜17:00~21:00に行っています。それ以外の日でも活動部屋は常に空いていて、個人のペースで練習をしています。他に先輩から後輩に教える機会を設けるため楽器ごとに分かれてのパート会や理論会を行ったりしています。特に内容が決まったものではないですが、資料を作ってくれる人がいたり実践を手伝ってくれる人がいたりと工夫しながら運営しています。」

── 市大JAZZ研究会はどんな特徴がありますか

藤城「いつでも気軽に来られて練習できるところです。授業の合間の空き時間に来て歓談したり練習したりしています。また、OBの方とのつながりがすごく強くて、引退した4回生、卒業生の中には社会人をされている方やプロとして活動されている方々が遊びに来てくれることもあります。そういう方々がセッションに来てくださったときは、いつも以上に演奏が盛り上がりますし、刺激もたくさん受けます。」

── 演奏会としては学祭などが中心ですか?

藤城「そうですね。学祭はそれぞれのバンドが色んなジャンルでやります。バンドごとにスタンスが違って、セッション風にやったりコンセプトを組んでやったり、選曲でも王道なジャズスタンダード、popsや映画の曲、また東方好きな子が東方ジャズをすることもありました。昨年入学してきた新入生はいろんなジャンルがやりたいという人が多くて特にその傾向が強かった気がします。OBの方の参加していただくことも多く、難しい楽曲は助言をもらいながら積極的に挑戦したり、OBの方に混ざってコンテンポラリージャズをする人もいました。ふたば祭、合宿、銀杏祭などのイベントやサークル内だけの定期演奏会など発表の場はたくさんあります。また学校から演奏依頼を受けることもあります。先日は年配のOBの方が集まる懇親会での演奏で、ジャズがタイムリーな世代ということもあり非常に喜んでもらえて嬉しかったです。 」

── これからやっていきたいことはありますか?

藤城「春を迎えてジャズを初めて演奏する新1回生が入ってきますが、個人的には彼らにセッションをいっぱい経験してほしいと思っています。ソロがよく分からなくてセッションは怖いってイメージがあると思うんですけど、そういう不安を取り除く練習をさせてあげたいし、セッションに入ってもらってジャズをするのは楽しいと思ってもらえるようにしたいです。もうひとつは、もっと大学の外との交流を持てたら良いなぁって思っています。今もそういう活動はしていますが、もっと他大のセッションに参加したり他大のメンバーとバンドを組んだりする機会が増えればいいなと思います。もっとうちのセッションにお客さんが来てほしいし、他大の人との活動がサークルのメンバーの活力になるとも思っています。」

── 藤城さんの楽器を始めたきっかけとジャズ研究会に入った理由を教えていただけますか?

藤城「大学に入るまでは趣味でギターやベースをやっていました。でも、軽音楽部や吹奏楽に所属していなかったので誰かと合わせたりミュージシャンのコピーはしてませんでした。当時、よく聞いていたのはアコースティックギターのソロ曲やインストのバンドで、アコギではTommy EmmanuelやJustin King、インストはbohemianvoodooとかtoconomaとか好きでした。僕がジャズを好きになったのは、そういう音楽がジャズと通じる部分があったからかなと思います。大学に入ってからはとりあえず楽器とアンサンブルがしたくて、軽音サークルかジャズ研究会かで迷いました。最初に行ったジャズ研究会のセッションがすごくかっこよくて、軽音サークルを見に行く前に即決してしまいました(笑)。ベースを始めたのは、募集があったのがきっかけでしたが、今ではベースを演奏することがとても楽しいです。」



Written by Shinji Komaki

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大阪市立大学JAZZ研究会

[About us]
このサークルの活動内容はJazzを鑑賞し、実際に自分たちで演奏することです。 部員は、Jazz初心者から玄人レベルの人まで、いろんな個性を持った人々で構成されてます。 しかし、時折来てくださる他大学のお客さんからは、市大Jazz研はとてもアットホームな雰囲気だと言われます。 そんな仲間達と共に、日々楽しく、Jazzを演奏したり鑑賞したりしています。 また、依頼演奏やストリートライブなどの学外での活動も精力的に行っています。

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