ちょっと冬とは思えないようなよく晴れた暖かい午後。芦屋駅近くの、スイーツが美味しいと評判のカフェでお話をうかがいました。 |
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●最初のジャズとの出会いは? |
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「テレビが大好きだったんですよね。で、当時すごく好きだったバラエティー・ショー。その中の、あるコーナーのBGM、これがジャズ
だったんです!そしてそれがものすごくカッコよかったんですよ!」 |
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ああ、たしかにその番組は覚えています。そこでジャズに目覚めたジャ ネットさん、レコード屋さんに走って尋ねたそうです。 |
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「『ジャズありますか?』って(笑)。何も知らなくって。お店の人も困ったみたいで、『どんなのが好きなの?』と訊いてくれたんですけど、さあ私は何もわからない。そこで薦めてくれたのが、デイブ・ブルーベックの『TAKE
5』だったんです」 |
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●そりゃまた、何も知らない女の子にとってはいきなり渋いチョイスになっちゃいましたね。 |
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「そう、そのときは『いや、これじゃない…』って感じでしたけど(笑)」 |
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なにも知らなかった彼女にとって、それはちょっと渋すぎるものだったのかもしれません。そのせいかどうか、それ以降しばらくはアニメの歌とか、いわゆるJ-popを聴いていたそうです。 |
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そして第2の出会いは大学時代。 |
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「大学の軽音でドラムを叩いていたんですよね。そして参加した慶応大学の学祭。通りかかったところでたまたまやっていたのがジャズのライブだったんです。それがすごく衝撃的で」 |
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●そのときのジャズってどんな印象だったんですか? |
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「なんていうか、音楽も、ボーカルの女の子もとてもオトナっぽくって。ホラ、その頃って『自分が最高』で、自分よりカッコいいものが許せなかったりするでしょ。もう、対抗意識の炎がメラメラですよ(笑)」 |
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