バックナンバーページへ

ConcertReport・コンサートレポート

Swing Jazz Cruise 2011

スウィング ジャズ クルーズ in 神戸ハーバーランド/2011年10月2日(日) 神戸ハーバーランド

REPORT
PAGE TOP

会場を拡大し、スケールアップ。神戸とジャズが笑顔でつながる。

 「大学生の手によって神戸とジャズの魅力を伝える」を目的として、2008年から始まった音楽イベント「Swing Jazz Cruise in 神戸ハーバーランド」。今年は神戸ハーバーランド内の7つのステージに加え、メリケンパークには、DJステージなどを設けた『ダンシングジャズステージ』が展開され、スケールアップして開催されました。

 ゲストバンドには待望の2ndアルバムをひっさげ、この秋、全国ツアーを予定している権上康志率いる「GINGERBREAD BOYS」をはじめ、注目の若手ドラマー、橋本現輝を迎え、ワンホーンカルテットを聴かせる「武藤バンド」、関西を代表するアーティストが集結した「佐々木善暁カルテット」、さらに、バンドメンバー全員がソリストとして活躍する「佐藤恭子リトルオーケストラ」など、バラエティーに富んだ個性豊かなプロミュージシャンも多数登場し、イベントに華を添えます。

 メイン会場のスペースシアターでは、Swing Jazz Cruiseと富士通テンのコラボライブも実現。サックスプレイヤー内藤大輔さんの「関西のジャズシーンをもっと盛り上げたい」という想いから生まれた、「YOUNG BLOOD」の参加メンバーによるスペシャルライブは、関西ジャズシーンの今を凝縮した、若手ミュージシャンならではの熱のこもったステージを披露しました。

 ライブ演奏のほか、ジャムセッション、楽器体験コーナー、公開クリニックなど、参加型の企画もあり、身近にジャズにふれることができました。また、会場内では東日本大震災チャリティー募金を呼びかけ、売上金の一部を寄付するオリジナルエコバッグの販売も行いました。

 ポートタワーを背景にしたモザイクでは、「甲南大学 Newport Swing Orchestra」をはじめ、「関西学院大学 K.G.Swing Charioteers」など、関西のおなじみのバンドが多数出演。そして、エンディングを飾るのは、ユニークなMCと迫力あるパフォーマンスで人気の「Double Force Jazz Orchestra」の登場で会場は一気にヒートアップ。ポートタワーの美しい夜景をバックに感動に酔いしれました。まさに、今年のテーマの魅せるジャズにふさわしい、華やかなエンディングでフィナーレを迎えました。

コメント
PAGE TOP

藤原醇平さん(スイング・ジャズ・クルーズ実行委員会 実行委員長)

この度は、第4回スイング・ジャズ・クルーズを無事に開催することができました。今年のSJCは、ステージの増加、メリケンパークへの進出、パンフレットのクオリティーアップなど、例年とは比較にならないほど進化し、大成功に終わりました。この成功は賛同してくださった企業の方はもちろん、運営を手伝ってくださったスタッフの皆様、熱いプレイを見せていただいた出演者の皆様、当日、来場してくださったお客様など、SJCを応援してくださる皆様のおかげです。今年のSJCによって、少しでも笑顔になって、少しでも幸せを感じていただけたのであれば、それだけで僕は幸せです。本当にありがとうございました!

内藤大輔さん(YOUNG BLOOD プロデューサー/テナーサックス奏者)

まず、スイング・ジャズ・クルーズという、すべて学生が運営するイベントに出演できたことを心から感謝します。こうやってみんながひとつになって音楽を楽しめれば、みんな幸せになると思います。僕たちは聴いていただけるお客さんがいるから音楽ができるんだなぁと痛感いたしました。来ていただきありがとうございました。これからも、若手ミュージシャンが自分たちで何を感じ、何を思い、何を表現するか、現場を通して伝えていきます。「YOUNG BLOOD」は本気でミュージシャンをめざす人たちがいなくならない限り、永遠なのでみんなで成長し、良い音楽ができるよう活動していきたいと思います。