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外垂芯吊の身体ができたら、いよいよブレス・トレーニングに移ります。できるだけ外垂芯吊の状態をキープしたまま呼吸してください。 |
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最初の呼吸法は「12321(ワンツースリーツーワン)」です。 |
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1.マジックコインに乗ります。
2.のんびり。けっして力まないこと。
3.鼻から吸って口から吐きます。呼吸のときなるべく音を立てないように。
4.底節は下げたままです(すいさげーはきさげ)。
5.メトロノームを46に合わせて、一小節吸って一小節吐きます。
6.つづいて二小節吸って二小節吐きます。
7.さらに三小節吸って三小節吐きます。
8.以下、二小節の吸い吐き、一小節の吸い吐きをやってから呼吸を整えます。
9.吸うときは肺のすみずみにまでしみわたるように、吐くときは肺のすみずみからしぼり出すように、ていねいに呼吸します。 |
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吸い続ける間および吐き続ける間は、空気の流量および息の速度が一定になるよう心がけてください。 |
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第二の呼吸法は「MOT(モット)」です。 |
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さて、TM4X4(てぃーえむ・ふぉー・ばい・ふぉー)の第三カテゴリー「エアフォー(呼吸についての4項目)」のうち「アップドラフト」について説明しましょう。 |
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外垂芯吊が感じられ「肩を落として」息が吸えるようになったら、その姿勢を維持したまま息を吐きます。ボトミングは「すいあげーはきあげ」です。 |
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このとき肋骨周辺の筋肉をしぼってエアを押し出すのですが、胸郭は逆にふくらむような感覚があるはずです。これは腹腰部から上向きに支える圧力が加わることで生じる現象です。 |
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体幹部全体では、底節→腹腰部→胸郭→口の中へと、まるで上昇気流(アップドラフト)が吹き抜けるような、下から上への強い圧を感じます。このアップドラフトを育てるのが、ボトミングでありMOTなのです。 |
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「すいあげーはきあげ」で行なうMOTは、腹腰部の支える力、肋骨周辺の筋肉をしぼる力を効率よく身につけるトレーニングです。 |
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たとえば五線の下のドから五線中のソへ上昇するとき、「ア→イ」というシラブルでアイコを動かします。 |
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「イ」のシラブルを使ったとき、口の中は狭くなっているのでエアが通りにくい。そこでこのとき少し強めにエアを入れます。これを「キック」と呼びます。低い音よりも高い音を強めにキックして吹くようにするのが「ハイキック」です。 |
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このハイキックを苦手とする人が少なくないようです。上記の「ド→ソ」という動きの場合、下の音(ド)をp、上の音(ソ)をfで吹くことでハイキックは成立します。しかし、音量が逆になるケースが思いのほか多いのです。 |
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体幹部全体では、底節→腹腰部→胸郭→口の中へと、まるで上昇気流(アップドラフト)が吹き抜けるような、下から上への強い圧を感じます。このアップドラフトを育てるのが、ボトミングでありMOTなのです。 |
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これを手軽に解決するひとつの試みとして、楽器を使わずにできる呼吸法を試作しました。名付けて |
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ハPヒF |
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「はっぴーひーふ」と読みます。まず、音量pでやさしく |
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ハー |
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と二拍伸ばす。続いて音量fで力強く |
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ヒー |
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と二拍。どちらも無声音でやります。 |
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(pで)ハー (fで)ヒー
(pで)ハー (fで)ヒー
(pで)ハー (fで)ヒー
(pで)ハー (fで)ヒー |
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これを何度も何度もくり返すのが「はっぴーひーふ」です。楽器を持たないときによく練習して、ハイキックに慣れておくわけです。 |
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ボトミングは「すいあげーはきあげ」でやるとなお効果的でしょう。 |
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つづく。 |
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快眠☆ねこ気功
タングマジックの「ウォーター・トレーニング」を応用したのが「ねこ気功」。ベッドにころがってCDを聞きながら寝てしまうだけという超カンタン気功です。歌にあわせて呼吸法の練習ができる「パジャマで出かける呼吸旅行」を収録。毎日のトレーニングにぴったりです!
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