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ConcertReport・コンサートレポート

KOYO HIGH SCHOOL LIGHT MUSIC CLUB [SEVEN SOUNDS JAZZ ORCHESTRA] RECORDING REPORT

名古屋市立向陽高校 軽音楽部 Seven Sounds Jazz Orchestra レコーディングレポート/2012年1月29日(日) 中区役所ホール[愛知県・名古屋市]

 昨年8月、「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL」にて、富士通テン・ベストサウンド賞を受賞した名古屋市立向陽高校軽音楽部 Seven Sounds Jazz Orchestraに、副賞としてレコーディング権が贈呈されました。
 そして、今年1月29日(日)に名古屋市内のホールで行われた彼らの定期演奏会に、富士通テンの音響エンジニアがお邪魔し、ライブレコーディングを実施しました。

レポート
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当日は、雲ひとつ無い晴天で、幾分神戸よりも風が冷たい気がします。朝9時より、生徒たちが楽器やステージ看板などを次々に搬入し、私たちも神戸から持ち込んだ録音機材を会場内に運び入れます。
ステージ上に吊り看板やひな壇が徐々に設置されていく中、舞台袖でレコーディング用のノートパソコンやミキサー、大量のケーブルを次々と組み上げていきます。次に、ドラムセットやピアノをはじめ各楽器のレイアウトに合わせてマイクを設置。たくさんのマイクが林立するステージは、コンサートが始まるのを今や遅しと待ち構えているように見えます。

お昼12時頃、照明リハーサルに次いで音出しが始まりました。エンジニアも真剣な表情で舞台を見つめ、必要に応じて何度もマイクの微調整を行います。
午後2時半の開場まで、まだ時間があるにもかかわらず、前日28日付の地元紙でこの日の演奏会の告知記事が掲載されていたこともあり、ロビーには長蛇の列が出来ています。生徒たちもその光景に、否応なしに気合が入っている様子。開場と同時にホール内に一気に観客がなだれ込み、瞬く間に満席となりました。

午後3時、立ち見も出るほど超満員の中、いよいよ開演。第1部では、高校生ならではの元気いっぱいの演奏に、和気藹々としたMCを絡めつつ、計7曲を披露しました。約2年間の部活動の集大成となるこの定期演奏会で、2年生が引退します。皆がそれぞれの想いを一つにして、演奏にぶつけます。

第2部にはゲストとして同校OBバンドが登場し、その後第3部が開演。早朝から会場の準備に、リハーサルに、大忙しだった生徒たちは、疲れた様子も見せずに第3部も迫力ある演奏を繰り広げます。演奏者も観客も含めて、会場が一体となってビッグバンドサウンドを楽しみました。
午後6時、第1部、3部でアンコールを含む計15曲を演奏し、第26回定期演奏会は大盛況の内に幕を閉じました。

コメント
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部長/近藤夏帆さん(写真左)、コンサートミストレス/田中稚子さん(写真右)

演奏の出来については、まあまあまあまあ(笑)とにかく、夢中で演奏できたことに満足しています!楽しかったです!今日の演奏会で引退する2年生30名全員が、入部からずっと残って一緒に続けられたことが嬉しいです。今回レコーディングしていただいたCDは、一生の想い出になります。楽しみです!

軽音楽部顧問/杉山協子先生

最後まで集中力を切らさず、うまく自分たちをコントロール出来ていました。練習時と同じくらいの力を出せたのではないでしょうか。これまで、リハーサルから飛ばしてしまい、本番でバテテしまうことがあったのですが、今回は本番にピークを持ってこれていました。成長したと思います。今回のレコーディング音源が楽しみです。

当日レコーディングした音源を、富士通テン本社(神戸)の音響スタジオ「スタジオf(フォルテ)」にてミックスダウンし、メモリアルCDとして生徒お一人おひとりにプレゼントする予定です。

・「第27回 ジャパンスチューデントジャズフェスティバル」のレポートはこちらからどうぞ