コンサートレポート バックナンバー
2007 NABLBIG BAND JAZZ FESTIVAL
第27回 西日本アマチュアビッグバンド連絡会コンサート
2007年6月24日(日)神戸ハーバーランド センタービルB1Fスペースシアター
朝から晩までビッグバンドサウンド!出演者総勢340名の大コンサート。
毎年6月に開催されるNABL BIG BAND JAZZ FESTIVAL西日本アマチュアビッグバンド連絡会コンサートが今年も神戸ハーバーランドセンタービル、スペースシアターで行われました。じめじめとした梅雨空を吹き飛ばすような迫力あるビッグバンドの演奏に、コンサート目的のお客さんはもとより、ショッピングを楽しむ人々も足を止め、多くの観客が集まりました。今年はスペシャルゲストに元東京ユニオンリーダーの高橋達也さん、プロドラマーの海老沢一博さんを迎え、初参加のメガトーン・ジャズオーケストラ(姫路)、廣瀬豊彦&ハートブレイク・ジャズオーケストラ(広島)、ニューサウンドウェーブス・ジャズオーケストラ(徳島)の3バンドを含む16バンド総勢340人が参加。さらに特別参加の高校生バンド、芦屋市の私立甲南高等学校の甲南ブラスアンサンブルも加わり、前年以上の盛り上がったステージとなりました。
1バンド持ち時間は20分と少ないながらも、全バンドあわせると6時間にも及ぶロングステージ。朝から夕方までたっぷりビッグバンドサウンドが楽しめるイベントは、全国的に見ても珍しく、毎年このイベントのために遠方から訪れる観客もいるのだとか。エンターテイナーなトランペッター、松井大圓さん率いるカウントハードジャズオーケストラやプロミュージシャンも多く在籍し、高レベルの演奏を聴かせてくれるグローバルジャズオーケストラをはじめ、1バンドそれぞれの個性的な演奏を楽しませてくれました。
ラストには広島のバンド、ティッツが登場。テナーサックス、河野さんの背中にはなんとスヤスヤ眠るお子様が。本番中のあの音量にも関わらず、ぐっすり眠る姿は将来大物になりそうな予感。明るく楽しい演奏で見事にトリを飾ってくれました。大トリは、ティッツに加えてスペシャルゲストの高橋、海老沢両氏が参加。高橋さんのテナーサックスの豊かな音色に観客もうっとり、さらにパワフルな海老沢さんのドラムに会場は大盛り上がり。大御所二人の聴かせるプレイにバンドも熱演。長いようであっという間の6時間でした。
公開ビッグバンドクリニック ページトップへ
高橋、海老沢両氏からテクニック直伝!プレイヤー垂涎のバンドクリニック。
当日イベント直前に神戸市総合自動センターこべっこホールでは高橋達也、海老沢一博両氏による公開ビッグバンドクリニックが行われました。演奏するのは岡山県のペイジワン・ジャズオーケストラ。一拍の長さの感じ方やジャズならではのリズムの取り方など、リズムセクションを中心にレクチャー。「ホーンセクションもリズムセクションにリズムを任せるのではなく、自分たちでしっかりリズムを取る練習が必要。毎日5分でもいいからリズムの取り方をホーンセクションも練習すると、全体的なサウンドが変わってくる」とアドバイス。充実した90分に、演奏バンドはもちろんのこと参加者も熱心に聞き入っていました。
NABL理事長インタビュー ページトップへ
時間もぴったりに終了して大成功!また来年に向けて頑張っていきたい。
1989年の定例会以来NABL顧問になっていただいている高橋さんがお元気になられて、そして今年もゲストに来てくださって、コンサートを成功することができました。今回も出演バンド、スペシャルゲストの高橋さん、海老沢さんに加え、多くの後援、協賛、助成金等々お世話になった方に感謝しています。今年も16バンドと大所帯となりましたが、時間オーバーになることもなく予定終了時間ぴったりにコンサートを終えることができました。来年、再来年とNABLコンサートは続いていきますので、来年も楽しみにしてください。
出演バンド ページトップへ
 
1.ダンディーデュークス・ジャズオーケストラ
2.TOKオンザロード
3.甲南ブラスアンサンブル(特別参加/招待高校生)
4.ペイジワン・ジャズオーケストラ
5.メガトーン・ジャズオーケストラ
6.SKG・ジャズオーケストラ
7.廣瀬豊彦&ハートブレイク・ジャズオーケストラ
8.カウントハード・ジャズオーケストラ
9.グローバル・ジャズオーケストラ
10.メイト・ジャズオーケストラ
11.グルービンキャッツ・スウィング・オーケストラ
12.ミュージックエース・ジャズオーケストラ
13.サタデーナイト・ギャング
14.ニュー・サウンドウェーブス・ジャズオーケストラ
15.ウエストウィンズ・ジャズオーケストラ
16.ティッツ