世界中の華商（華僑・華人の企業経営者）がお互いの親睦と開催地日本の経済発展への寄与を目的に一同に会する「世界華商大会」が2007年9月に神戸と大阪にて開催されます。それに先立ち、大会を後押しするためのプレイベントが開催されました。第1部では三井物産戦略研究所中国経済センター長の沈才彬さんが「世界に広がる華僑ネットワーク」をテーマに講演。第2部では、「ジャズと中国民族楽器の競演」と題して、中国の民族音楽とジャズがセッションする、コンサートが開催され、参加した600人を超える来場者が素晴らしいコラボレーションを楽しみました。 1.劉鋒（リュウフォン）　ピアノ伴奏 田中 幹子 2.閻杰（エンキ）　ピアノ伴奏 田中 幹子 3.北浪良佳+生田幸子トリオ 4.中国民族楽器と神戸ジャズの競演

楽器本体と弓、二本の弦からなる中国民族楽器の二胡。中国の民謡、ハンガリーの民族舞踏、日本の山口百恵の「コスモス」など、バラエティー豊かな曲を演奏。会場を美しい音色で包んでくれました。 1.青い空、白い雲、2.チャルダーシュ、3.茉莉花（ジャスミン）、4.秋桜（コスモス）、5.賽馬 中国琵琶は、31ものフレットがあり、それをバチではなく、「義爪」を取り付けて弾きます。閻杰さん作曲の力強いハイテンポの曲をはじめ、透きとおるような音色の静かな曲まで、曲にあわせてその音色を自在に変えていく中国琵琶の奥の深さを感じることができました。 1.ウイグルの旅、2.山河の風、3.ハンガリー舞曲、4.月の砂漠、5.十面埋伏（四面楚歌） 1曲目の生田幸子トリオでの演奏後、ボーカル北浪良佳を加えてのジャズ演奏。ルイ・アームストロングの曲など、印象的なスタンダードジャズナンバーを披露。観客と一体になって会場を盛り上げました。 1.りんご追分（生田幸子トリオ）、2.What A Wonderful World、3.Day By Day、4.We'll Be Together Again、5.Lulay Of Birdland この日が初めての競演とのことでしたが、二胡・中国琵琶とジャズの息の合ったセッションは、心地よい調和を生み出し、観客を魅了しました。ジャズと中国民族音楽とのコラボレーションによる新しい可能性を感じさせるコンサートでした。 1.It's a sin to tell a lie、２.花

コンサート前の楽屋で劉鋒さんと、 閻杰さんにコメントをいただきました。 中国代表としてこのプレイベントコンサートに参加できた事を光栄に思います。中国と日本が交流を深められるように、演奏をがんばります。   中国の代表的な楽器と曲を紹介できるのはうれしいです。またジャズとの競演もすごく楽しみです。これからジャズの事を学んでいきたいと思います。