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Serendipity 18(以下S18)というビッグバンドがあります。http://serendip18.jmfi.com/ふだんは
Bob Florence の高度で難解な音楽に取り組むプロミュージシャンの集まりですが、ときにゲストとの共演ライブも行ないます。2007年4月には、アルトサックスの
EricMarienthal をゲストに迎えて、Tom Kubis の楽曲を披露しました。このライブのもようは、インターネット放送局JJazz.Net(ジェイ・ジャズ・ネット)で聞くことができます。www.jjazz.net |
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タングマジック講師の杉山正氏は、S18のリードトランペット奏者でもあります。杉山氏によれば、ビッグバンドでリードを担当して何曲吹いても、唇が疲れるということは皆無だそうです。たしかに長く演奏すれば身体は疲れるけれども、唇はバテない。それは、杉山氏がトランペットを演奏するときに使っているのが、唇ではなくおもに舌であることを証明しているでしょう。 |
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また、杉山氏は立教池袋中高等学校の吹奏楽部(本格的なジャズも演奏します)の指導も手がけられています。合宿で長時間にわたって毎日練習しても、立教のブラスがバテることはまずないそうです。立教は長く杉山氏の指導を受けていますので、金管の生徒はみな「舌で」演奏することを求められます。唇への負担をなくし、舌と呼吸で演奏する。そのことがブラスセクションの耐久力を支えていると思われます。 |
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次回にくわしく述べますが、ひとつの仮説をご紹介します。この100年間、先進国では身体の深部をあまり使わなくなり、視覚情報を偏重するようになった。そのため舌よりも外側にある唇のほうに関心が高まったというものです。その結果、かつては当然のように重視されていた舌のトレーニングが、現代では「失われた練習法」になってしまったのではないか。 |
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タングマジック講習会参加者の多くが「今まで舌のことなど考えたこともなかった」とおっしゃいます。舌が重要だと知っていても、どのように練習すればよいのかわからなかったという方もおられます。そのような指導をする人も教則本もほとんどなかったからです。 |
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現在、金管奏者の多くは「唇およびその周辺」に濃い意識が形成されており、日々の練習によってその「唇の意識」をさらに高めていると考えられます。しかしタングマジックでは、金管演奏の主舞台は唇ではなく「口の中」だとしています。意識を口の「外から中へ」移すことによって、 |
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などの報告が、受講者から続々とあがってきています。ステージは「口の中」、主演俳優は「舌」。多くの奏者を苦しみから解放しつつあるこのドラマは、序幕が始まったばかりです。 |
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つづく。 |
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