レッツスタート!Chapter.1
呼吸法講座編「Brass Breath」
管楽器演奏の呼吸法には、いろんなアプローチがあります。実際の演奏状態に近いものから、身体づくりを目的とした基礎的なものまで。非常に複雑かつメカニカルな方法もあれば、シンプルで奥深いものもあります。
本連載は、主にブラス奏者を対象とした、シンプルな基礎的呼吸法をご紹介したいと思います。まじめに取り組めば、おもしろいように身体が変わっていくのを感じられることでしょう。金管楽器を主としておりますが、木管やリズム奏者が取り組んでも役立つ内容です。
外柔芯剛の身体をつくる バックナンバー
呼吸法を効果的に身につけていくために重要なのは、「外柔芯剛(がいじゅうしんごう)」の身体で練習することです。これは、
ことをいいます。別の角度から見れば、
ような感覚が生じますので「外垂芯吊(がいすいしんちょう)」という表現もできます。
「外柔芯剛」「外垂芯吊」を感じるための簡単な体操をご紹介しておきましょう。
まずはこの「肩のON&OFF」で外柔芯剛(もしくは外垂芯吊)を感じてみてください。
決して急がず、そして力まないでやるのがコツです。ゆっくり、のんびり、楽~にどうぞ☆
次回は、JIT(ジット=折返点観察呼吸法)をご紹介します。
著者Profile
水行末(すいぎょうまつ)
ハイノート講座「タングマジック」プロデューサー。「まま呼息の発見」「楽呼吸法 ~インナー・ウォームアップの方法~」「ウォーター&ブレス」など呼吸法関連の論文多数。雑誌「楽器族。ブラストライブ」では「音楽家のためのメディテーション "ねこ気功" 入門」を連載中。合奏音楽のための国際音楽プロダクション「ワールド・プロジェクト・ジャパン」代表。
http://www.wpjapan.com/
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