このにぎやかな街で、目的の店を見つけられるかな…?なんて心配はいらない。なにせ、通りを挟んで三ツ寺のすぐ南向かい、一階はにぎやかなカフェ。ラグタイム大阪はそのビルの4階なのだ。心斎橋か難波から、会社帰りのOLさんなんかを鑑賞しつつ(笑)御堂筋を歩いてライブを目指す…なんてのも夏の楽しみのひとつになりそうだ。
そう、お人柄といえば。 「ぜひライブでジャズを聴いてほしい」 「エエ音楽とうまい酒があったら、なんかニコニコしますやろ。エエ女がおってもそうなるけど(笑)」 と語る仲さん。 いい音楽を紹介するだけじゃなく、人と人とを機嫌良くくっつけるのがお好きなようだ。常連さんやお友達と三ヶ月に一回くらいのペースで開催される内輪のパーティ『酒のまん会』もそんな集まりらしい。 「男性はなんかお酒を1本。女性はだし巻きとか、料理を1品。持ち寄りで、鍋は食べ放題ビールも飲み放題」という、いやもう実に結構なパーティらしい。それも、お客さん同士やミュージシャンの親睦が目的ということで、どうも「人がワイワイ楽しくやってること」がお好きみたいなんですね。
お酒は各種モルトウイスキーの他、ベルギービールやワインも豊富。フードメニューも、パイ生地で作るオリジナルのミックスピッツアにパスタ、和牛ステーキに冷や奴や土手焼きなんて居酒屋メニューも充実している。「あ、ここの料理はぜったいおいしいはず」と思ったのは、取材時に厨房から聞こえてきた音。 クリスさんと一緒にワイワイ話している背後から聞こえてきた、ショキ、ショキ、ショキ…。 『小豆とぎ』ではありません。包丁を研ぐ音だったんです。 「いやあ、儲からへんから、包丁持って銀行にでも押し入らせようかと思て」 そんなアホな(笑)。でも、そんなお店の料理がおいしくないはずはないですよ。
RUGTIME大阪はなんと年中無休。夕方5時から深夜3時まで! 年末のカウントダウンからそのまま元旦の営業につながったりしてるわけで(笑)。「いやもう、エラいでっせ」と苦笑する仲さんだけど、ジャズ好きには実にありがたい話だ。 ふらっといつでも、気の向いたときに。 ジャズが聴きたくなったら、ぜひお気軽に。三ツ寺に行ってみってら?(ああ、また言ってしまった)