ジャズ数珠つなぎ
野々村 明 トランペットプレイヤー グローバル・ジャズ・オーケストラ 代表
http://www.eonet.ne.jp/~global-jazz-orch/
Music Space TODO 代表プロデューサー http://mstodo.jp/
甲陽サウンズにて小曽根真、ゲイリー・バートンなど
内外アーティストのコンサートコーディネートを手懸ける。
ジャズ数珠つなぎって
このコーナーは関西を中心に活躍する若手ミュージシャン達を紹介するものです。数珠つなぎに込めた意味は、ミュージシャンがミュージシャンを紹介し、順番に繋いでいくことです。ライブの様子や告知、CDの紹介等を綴っていきます。これからのジャズシーンを支えるミュージシャン達の最新情報をチェックしよう。
清水勇博(Drummer,Composer) バックナンバー
清水勇博さん 清水勇博さん WebSite

1983年生まれ 兵庫県出身

甲南中学入学と同時に学校のビッグバンドのクラブに入りドラムを始める

2005年、横浜プロムナードコンペティションでは西山瞳trioでグランプリ、

個人では洗足学園大学賞を受賞。

現在はindigo jam unit、西山瞳trio parallax、木畑晴哉trio、清水勇博trio,soloなど

関西を中心に活動中。

今回のジャズ数珠つなぎは浅井良将さんの学校の先輩でもある若手No1ドラマーの清水勇博さんです。

●ドラムとの出会いは?

幼稚園の時にピアノとエレクトーンを習いましたがどちらも2回位でやめちゃいました。 小学校時代も音楽にはほとんど興味無かったです。甲南中学に入ってからですね。新入生歓迎会でジャズバンドの演奏があったんですが別に何とも思わずむしろ寝てしまってました(笑)。 通常の授業とは別に選択授業があって第一希望サッカー、第二希望バスケット、第三希望を音楽にしたんですが、結局音楽になってしまって、でその授業に行ったらジャズやってたんです。ジャズバンド部顧問の石川先生が音楽の先生でビッグバンドで使う楽器を授業で生徒に選ばせたんです。最初はトランペットを選んで3日ほど試してもちゃんと音が出ないので簡単に音が出るドラムにしました。その授業を受けた生徒は皆、ジャズバンド部に入ってました。当時すでにジャズバンド部は渡辺貞夫さんと共演したりして活発な活動をしていたんですがそんなことは一切知らずに入部してしまいました。

ドラムにのめり込む。

ドラムをやり始めてすぐ叩くことがおもしろくなりました。テレビやラジオで流れてる音楽からドラムだけを聴いていたりクラブでは主にカウント・ベイシー・オーケストラの曲を練習していたのでCDで本物の演奏を聴きあさってましたね。中学3年から高校2年までスチューデント・ジャズ・フェスティバルに出演しました。 高2でクラブを引退するころから小編成コンボも演りだしてジャムセッションにちょこちょこ顔出すようになりました。 ドラムの練習できる場所が限られてるのもあってジャズ研のビッグバンドに入りましたがあまり、イベントとかに積極的には参加せず、個人練習ばっかりしていたので皆から嫌がられてたかもしれません(笑)

プロとして活動。

大学卒業の前後から『オレンジ・ペコー』のサポートや高橋知道さんの『ブリングステーション』などジャンルを問わずいろんなグループで叩くようになりました。西山瞳(Pf)さんから誘ってもらい『西山瞳トリオ』をやりだしてからはよりクリエイティブなことを演りたいと思うようになりましたね。木畑晴哉(Pf)さんからはジャズの本質を追求することを学び、『インディゴ ジャム ユニット』はジャズ以外の多くのリスナーに興味を持ってもらえる音楽に結果的になったかなと思います。

影響を受けたドラマーは?

元々ビッグバンドから始めたのでカウント・ベイシー・オーケストラのソニー・ペインやブッチ・マイルスが大好きでしたね。ドラムのフレーズのコピーってあまりしないんですがこの二人についてはよくしましたね。フュージョンドラマーも興味があって、デイブ・ウェックルやスティーブ・スミスなんか好きでした。小編成で叩き始めてからはやっぱりトニー・ウィリアムスですね。いろんなジャンル、スタイルを演奏していくごとに好きになるドラマーも変わっていきましたね。

明日からニューヨークに行くそうですが

昨日『西山瞳trio parallax』のレコ発ツアーが終わったところなんです。12日間のツアーでは、ほぼ同じ曲目を演奏したんですが日によって、会場の空気によっても毎回違った新鮮さがあって楽しかったですね。今日は昼と夜の2回、自分のリーダートリオのライブなんですが明日からニューヨークに発つのに荷造り全く出来てなくて(笑)。

ニューヨークでの活動は?

これまで信頼できるメンバーと固定のバンドで定期的に演奏出来たことが自分自身も向上し、充実してこれたかなと。でも25歳の区切りという事で、しばらく日本での活動を休んでリセットしたい、一旦自分を見直したいと思ったんです。向こうで自分の演奏がどこまで通じるかも試したいですし。それからニューヨークでは世界中から様々な人種のプレイヤーが集まっていることが魅力ですね。出会いを大事にして色んなことを吸収していければ、と思います。

10月13日渡米前日ライブ『西宮北口コーナーポケット』にてインタビューしました。
CDData

Parallax / Hitomi Nishiyama

パララックス / 西山 瞳

01. Bull’s-Eye

02. Softly as in a morning sunrise

03. Front Man

04. Changing

05. The Other Side Of Midnight

06. Images & Words

07. Invisible World

08. Omoi-gusa   思ひ草

09. Blue Nowhere

10. Parallax

11. Aprilis

2008.9.17 Release

PBCM61032

EMIミュージックジャパン

2,800yen

西山 瞳(piano)

坂崎拓也(bass)

清水勇博(drums)

馬場孝喜(guitar) [#4,#7]

REALism / indigo jam unit

リアリズム / インディゴ ジャム ユニット

01. Adrenaline

02. Switch

03. Hyo-ten

04. Matador

05. Buffalo

06. Ren

07. Tsui So

08. Sphinx

09. Leon

2007.12.5 Release

Basis records (bss020)

'BJ'笹井克彦(Wb)

樽栄嘉哉(Pf)

和佐野功(Dr・Per)

清水勇博(Dr)

GRAY DAWN /木畑晴哉trio

01. Spiral

02. Gray Dawn

03. Sweet Lorraine

04. Inception

05. Everything Happens To Me

06. You're My Everything

07. The Fool On The Hill

08. Be My Love

09. Black Nile

10. 波照間

2007.6.10 Release

Lyra Records(LRJZ1015)

2,625yen

木畑晴哉(piano)

西垣昌也(bass)

清水勇博(drums)

PAGE TOP