大阪大学軽音楽部SWING 第45回定期演奏会 | コンサートレポート





この定期演奏会は大阪大学の軽音楽部SWINGの１年間の活動の成果を発表する場で、9バンド、100名を超えるメンバーが参加しました。昨年より近隣の石橋商店街のみなさんの協力なども得て地域密着形で実施するようになり、大阪大学近隣のみなさんへの恩返しの意味も込めて実施され、近隣の方も無料で招待しています。大学生の企画・運営による、コンサートの合間にショートコントなども交えた肩ひじをはらずに楽しめる素晴らしい演奏会の様子をご紹介します。

オープニングをかざってくれたのは、２回生１８人が集まったバンドUKB。UKBはUrban Kukita Bandの略です。
その名の通り、背伸びしない今の彼らの音を洗練された音楽でトップバッターとして会場を盛り上げてくれました。

1.Time Stream、2.Easy Money、3.L'il Darlin'、4.The Chicken

ジャズピアニストHorace Silverのカバーを男５人のクインテットで演奏。
男性だけなのでテンポの早い力強い曲ばかりで会場をさらに盛り上げてくれました。

1.Safari、2.Soul Food、3.Moon Rays、4.Cookin' at the Continental

３番手はサミーレタスが登場。
カウントベイシーの後期のアレンジャーもやっていたコンポーザーのサミー・ネスティコ(Sammy Nestico)の曲をメインにやっているバンドなので、その名前をもじってバンド名がつけられています。２～４回生が混じったメンバーで編成されているバンドでタイトな演奏を聴かせてくれました。

1.Fascinating Rhythm、2.Marguerite、3.No Time Like the Present、4.Night Flight、5.The Heat's On

Duke Ellingtonの頭文字Eから名付けられたバンド。その名のとおりDuke Ellingtonの曲ばかりを演奏しています。
OBの方が中心のバンドですが、現役メンバーも参加して、新旧のコラボレーションで渋めの曲からノリの良い曲まで
幅広い選曲で観客を楽しませてくれました。

1.Take the "A" Train、 2.Jack the Bear、 3.Ko-Ko、 4.Isfahan、 5.Diminuendo and Crescendo In Blue、 enc.Perdido

１～２回生中心のバンド。TingTing'sは木曜・土曜に活動していることから木曜D軍とも呼ばれていますが、Ting Ting'sという名前で対外的には活動しているバンド。１～２年生バンドとあって、フレッシュで元気いっぱいの演奏を聴かせてくれました。

1.セサミストリート、2.Put It Right Here、3.Pat it Rihgt Here、4.Pensive Miss、5.Little Brown Jug
6.Swingin' the Blues、7.Lonely Street、8.Mambo Inn、9.On The Sunny Side Of The Street

４回生メンバーで編成された、その名の通りFunkをプレーするバンド。このバンドは１回生から同じメンバーで
ずっとやってきたので、今回が集大成となります。集大成にふさわしいパワフルなノリの良いビートの
Funkナンバーを聴かせてくれました。

1.Pick up the Piecies、2.Supercharged、3.For the Love of You、4.Chameleon

ギター４本と大人数の女性マラカス隊などが参加したユニークな編成のラテンバンド。素晴らしいお手製の衣装に身を
つつんだ魅力的な女性ボーカルをフィーチャーしたノリの良いラテンナンバーで会場を湧かせてくれました。

1.Mama Yo Quiero、2.Tico-Tico、3.South American Way、4.I See, I See

もうひとつのD軍、火曜と土曜に活動するコリコリコリンズ。こちらも１～２回生で編成されるバンドで、大学に入ってから
楽器を始めたメンバーもいて、この定期演奏会にはかなり気合いが入っています。その気合いが伝わってくるパワフルでフレッシュな演奏で楽しませてくれました。

1.Jingle Bells、 2.Stereophonic、 3.The American Patrol、 4.The Deacon、 5.Hi-Five、 6.It's Oh, So Nice、 7.Take the "A" Train、 8.DON'T STOP 'TIL YOU GET ENOUGH

Swingの中では、言わずと知れた看板バンドThe New Wave Jazz Orchestraがトリをつとめます。
以前KOBEjazz.jpのバンド紹介のページでご紹介した通り、伝統的にカウントベイシーの曲のみを演奏されます。
曲間のストーリー性のある面白いコントだけでなく、トリだけあってレベルの高い演奏でラストを飾ってくれました。

1.TV Time、2.A Little Tempo, Please、3.Flight of the Foo Bird、4.Back to the Apple、5.The More I See You
6.Whirly Bird、Enc. April In Paris、Enc2. One O'clock Jump

今回の演奏会のとりまとめで活躍した、部長と副部長の二人に話を伺いました。

個人的に忙しい時期も重なっていたので副部長の二人を初め、２回生に任せるところが多かったですが、しっかりやってくれて良かったです。いろんな方の御協力を得て今回の演奏会ができたことを感謝しています。

２回生が主体でやるのもこの１２月で終わりなので、その集大成としてやっていたこのイベントがうまくいって良かったです。
きていただいた皆さんありがとうございました。

１回生にとっても非常に大事な節目のイベントが成功に終わって大変うれしいです。
御協力いただいた皆さん本当にありがとうございました。