Denso Ten

Concert Report

学バン忘年会2019

■2019年12月30日(月)国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール

Written by 学バン忘年会2019実行委員

2019年12月30日、年末恒例となった関東学生ビッグバンド有志による企画演奏会イベント「学バン忘年会2019」が開催されました。
今年の出演者総数は180人を超え、バンド数は11バンドと、昨年度よりもさらにパワーアップしたイベントとなりました。
約200人の来場者は学生からご高齢の方、さらにはジャズビッグバンドのファンの方々まで、老若男女問わずさまざまな方々が楽しんでいる様子でした。
今年度の学バン忘年会実行委員長の関街さんは「学バン忘年会は4年前から続いていますが、イベントとしての成長を実感できる、節目の回となりました。」とのこと。

参加バンドの演奏ジャンルは、スウィングからコンテンポラリージャズ、ファンクやラテンなどバラエティーに富んだラインナップでした。本イベントは、有志によって立ち上げられたビッグバンド(通称:企画バンド)のみが集まって開催されており、「今」やりたい音楽を「今」の世代の仲間と演奏するという大学生の意欲を強く感じました。
特にこれまでの学バン忘年会、ひいては学生ビッグバンド界隈と比べて違った点といえば、若いコンポーザーやアーティストの曲が多く選ばれていた点です。Louis coleやTheo Croker、Snarky Puppyといった現代ジャズを先導するプレイヤーの曲を演奏するバンドもあり、大学生が「今」影響されている音楽がなんなのかを無意識に表現していたように感じました。
年の最後の演奏であること、また企画バンドだからこそ実現できた選曲により、普段彼らが所属しているビッグバンドでは出来ないことをしたい!という、まさに忘年会ムードが、いずれのバンドからも一貫して感じられました。

運営委員によると本イベントの認知度は年々上がっているとの事。比例して「参加したい」との声が増えたり、また来場者も増加したりと、規模が大きくなることで学生のジャズシーンを盛り上げるきっかけになり始めています。その反面、運営実行委員の人員不足解消が急務となっています。学バン忘年会は今回以上の規模での開催を実現させ、運営を継続していくためのメンバーを常時募集しています。
演奏だけでなく、運営に携わることで学生のジャズシーンを盛り上げていきたいと思う方、少しでもご興味のある方は、イベントのツイッターアカウント( @gakubannewyear )まで是非ご連絡を。今後の更なる盛り上がりを期待したいところです。

出演バンド

天パバンド
野々村企画
くめ記念病院
マジ卍バンド
D Project Jazz Orchestra
土屋バンド
ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ
SFC Big Band
Tokyo Nah Blow Jazz Orchestra
がちむちファンクバンド
Farewell To The Old Year Bigband

INFORMATION

学バン忘年会 Twitter

学バン忘年会2018 イベントレポート