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コンサートレポート

第36回 西日本アマチュアビッグバンド連絡会(NABL)コンサート
■2015年6月19日(日) 神戸ハーバーランド スペースシアター[神戸市・中央区]

レポート

ビッグバンドでつながる輪。技術の向上と親睦。

 今年の定例コンサートは36回目の定例コンサートであり、創立35周年でもありました。その意味でも今後の活動方針を再確認する大切なコンサートでした。会員バンドの参加は15バンドと多くの参加が決定されましたが予算の関係でゲスト出演者は記念行事にも関わらずお二人となっていました。しかし、3月末になって日本芸術文化振興会様から助成金の内定通知を頂きました。
 そこで、昨秋に打診していた片岡雄三さんとチャリートさんに改めて参加をお願いしました。予算不足にも関わらず快諾して頂き、結局4人のゲストを迎える豪華な内容となりました。しかし、幹事長はそのことでタイムスケジュール等の対応に奮闘することになりました。
 ステージは11:00~17:30の予定を20分近く超過することになりましたが出演者も観客も充実してコンサートとなったと思います。改めてゲストの皆さんに感謝申し上げます。
 合同発表会的コンサートを継続することで「技術の向上と親睦を図る」ことを目的に、初回を神戸国際会館からスターして会員バンドの活動拠点を巡回したのち、22回よりこの会場で続けています。
 我々は昨年の秋、予期せぬことに「神戸市文化活動功労賞」を頂きました。またプログラムの表紙に掲示させていただいているように、行政や民間団体そして地元メディアの皆様のご理解とご支援を頂いて今日まで充実したコンサートを開催できましたことに喜びをもって感謝しています。
 メインコンサートは例年以上に告知が行き届いたことや神戸市内の初参加の会員バンドの参加も影響したのか例年以上の観客がありました。
 コンサートは関連行事で実施している「公開クリニック&リハーサル」も別会場実施しました。クリニックは守屋さんを講師に実施し、リハーサルも4人のゲスト出演者と5バンドで実施しました。こちらのほうも例年以上に充実し、ビッグバンド活動者にとっては充実した学習の場となり喜んでいただきました。
 恒例の行事で我々の「会」の趣旨の一つでもある、思い切り親睦を温める会としての交流会も4人のゲストにも参加頂き、約180人ほど参加して大変盛り上がりました。昨年から若干の会員以外の方々を受け入れましたが皆様より大変喜んでいただきました。
 皆様に認められる今日のコンサートを迎えられましたのは、長く顧問としてお世話になった故高橋達也先生はじめ、エリックさんや守屋さん他多くの素晴らしい先生方のご指導を受けたことに心より感謝いたします。併せて、助成金や協賛金で経済的支援を頂いている皆様にも深く感謝申し上げます。また、輪番でつつがなく幹事を担当してくださった、会員のバンドの皆さんにもうれしく思っています。今後もコンサートの継続には困難が予測されます。しかし、会員バンドが積極的に参加し、多くの観客の皆様に親しんでいただける限り継続できると思います。

(レポート:NABL理事長 港 良一)

出演バンド

  • 01. スウィング・フェイスB.B.(兵庫県)
  • 02. ミュージック・エース J.O.(滋賀県)
  • 03. グルービン・キャッツ S.O.(京都府)
  • 04. ダイジョウブジャズバンド(富士通テン)
  • 05. ダンディ・デュークス J.O.(滋賀県)
  • 06. レッド・パンプス B.B.(大阪府)
  • 07. スーパー・グルーバー J.O.(和歌山県)共演:片岡雄三
  • 08. ヘビー・ムーン (兵庫県)
  • 09. SKG J.O.(香川県)
  • 10. メイト J.O.(兵庫県) 共演:片岡雄三
  • 11. サタディ・ナイトギャング(兵庫県)
  • 12. ウエスト・ユニオン J.O.(高知県)共演:エリック、チャリート
  • 13. ファニー・カンパニー J.O.(大阪府)
  • 14. ウエスト・ウインズ J.O.(兵庫県)
  • 15. ティッツ(広島県)共演:エリック、守屋純子、チャリート