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ConcertReport・コンサートレポート

Swing Jazz Cruise 2014

スイング・ジャズ・クルーズ in 神戸/2014年10月19日(日) 神戸ハーバーランド内 全8会場 [神戸市中央区]

レポート
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 「大学生の手で、神戸とJAZZを盛り上げる」ことを目的に活動しているスイング・ジャズ・クルーズ(以下、SJC)実行委員会のメインイベント、スイング・ジャズ・クルーズin神戸が今年で7年目を迎えました。神戸ハーバーランドのスペースシアターをメインに、umie3会場、デュオ神戸、カルメニ、はねっこ広場、初めてステージとして使用する高浜岸壁の計8会場に学生、社会人バンドからプロミュージシャンまで62組約500人が集結し、すべての会場にジャズファンが詰めかけました。

 今年のテーマは「Join」。これまでSJCに関わってくださった方はもちろんのこと、これまでSJCや神戸、JAZZに関わりがなかった方にもSJCを知って、参加して楽しんで頂きたいという、実行委員長を務める林純平さん(関西学院大学3回生)の想いが籠ったテーマでした。

 メイン会場であるスペースシアターでは、関西を代表する大学生ビッグバンド「大阪大学The New Wave Jazz Orchestra」、「同志社大学 The Third Herd Orchestra」や東京から「慶応義塾大学K.M.P New Sounds Orchestra」、徳島から初参戦の「13 Orphans` Jazz Orchestra 」などなかなか同じステージで聴くことのできないバンドのサウンドが会場を盛り上げました。

 コンボバンドが登場するはねっこ広場では、出張JAZZ喫茶や手づくりトランペットワークショップが行われ、家族連れで賑わうステージとなりました。子どもたちが一生懸命作ったトランペットを楽しそうに吹く姿に、改めてJAZZや音楽の素敵さを感じることができました。

 SJC念願の海上ステージである、ファンタジー号とのコラボレーション企画「CRUISE STAGE」では、無料でプロミュージシャンの演奏を聴きながら、神戸の海をクルージングするという贅沢な時間を過ごし、神戸の魅力を存分に感じることができるひとときでした。
また、手づくりトランペットワークショップに参加した子どもたちによるお迎えファンファーレも楽しむことができました。

 そして、再びスペースシアターに目を移すと、兵庫出身で現在は東京で活躍される西口明宏さんのカルテット、大阪・谷町のジャズクラブ「SUB」のオーナー長谷川朗さんのカルテットの登場で会場は更にヒートアップ。本場ニューヨークでの活動経験のある東西のトッププロたちが神戸の耳の肥えたJAZZファンたちを唸らせました。
 フィナーレは、プロミュージシャンと学生の大セッションを行いました。ジャズの定番曲、「confirmation」を豪華ゲストを交えて演奏し、舞台は興奮のなか幕を閉じました。
 多様な企画、演奏があり、これまでで一番、お客さん、出演者、実行委員がイベントに「Join」していたスイング・ジャズ・クルーズになりました。

[ レポーター/Swing Jazz Cruise実行委員会 ]

My First Jam(Swing Jazz Cruise 2014プレイベント)のコンサートレポートはこちら!

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