ビッグバンドトーク
野々村 明 これまでに私が実際に見た、聴いたバンドについて順次紹介します。
古くは30年前に来日したベイシー、サド・メル、敏子・タバキン、
ギル・エバンスなども記憶をたよりにそのうち書きたいと思います。
ビッグバンドって
ビッグバンドはポピュラー音楽、特にジャズにおけるバンド形式の一つ。一般には大人数編成によるアンサンブル形態のバンド、あるいはこの形態で演奏されるジャズのジャンルのことを指す。前者はジャズ・オーケストラ、後者はビッグバンド・ジャズと表現をすることもある。アンサンブルの形態としては、高度なアレンジとソロパートの組み合わせにより演奏されるため、即興演奏を主とするジャズ・コンボとは対極を成すといえる。ジャズのジャンルとしては1930年代と1940年代に主流となっていたスウィング・ジャズと同義語とされることも多いが、近年ではビッグバンドの形式でスウィング・ジャズ以外(ビバップ、フュージョンなど)が演奏されることも多いため、現在では必ずしも同義語とは言えない。※出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
エアーメン・オブ・ノート バックナンバー

日本では自衛隊、消防、警察に吹奏楽編成のバンドが各地域に存在しPR活動や式典などで見かけることがよくありますが、アメリカの陸海空軍にはコンサートバンド、ストリングス、コーラス、カントリー、ポップなど様々なグループが活躍しています。

"AIRMEN of NOTE"はワシントンD.C.を本拠地とする米空軍一のビッグバンドで日本でもっとも知られているグレン・ミラー楽団のダンスバンドの伝統を継承するために1950年に結成されました。

カウント・ベイシー・オーケストラに多くの楽曲を提供したことで有名なサミー・ネスティコやマイク・クロッティ、アラン・ベイロックが
バンドディレクターとしてモダンな作品を提供し現在に至っています。
アンサンブルはきっとリハーサルや演奏回数が多いせいかプロのバンドよりも素晴らしいかもしれません。ただ、軍のユニフォームを着て規律ある演奏態度は見ていてちょっと冷めてしまうのが難点です。

軍の行事はもちろん、ジャズフェスティバル、南米、ヨーロッパ、日本などの演奏旅行も経験しています。又高校や大学でのクリニックも行なっています。

CDもたくさんリリースしてますがもちろん税金で作られているため販売はしていません。IAJE(国際ジャズ教育協会)の展示会場でバッジやボールペンなどと同様に配布されているのでお土産として重宝します。

陸軍の"The U.S. Army Blues Jazz Ensemble"も大変レベルの高い演奏で現在リードトランペットを担当する"Liesl Whitaker"は前回紹介した女性ばかりのバンド"DIVA"と掛け持ちで活躍していましたが全くミスのないハイノートとテクニックは他の追随を許さないリードプレイヤーです。


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