ビッグバンドトーク
野々村 明 これまでに私が実際に見た、聴いたバンドについて順次紹介します。
古くは30年前に来日したベイシー、サド・メル、敏子・タバキン、
ギル・エバンスなども記憶をたよりにそのうち書きたいと思います。
ビッグバンドって
ビッグバンドはポピュラー音楽、特にジャズにおけるバンド形式の一つ。一般には大人数編成によるアンサンブル形態のバンド、あるいはこの形態で演奏されるジャズのジャンルのことを指す。前者はジャズ・オーケストラ、後者はビッグバンド・ジャズと表現をすることもある。アンサンブルの形態としては、高度なアレンジとソロパートの組み合わせにより演奏されるため、即興演奏を主とするジャズ・コンボとは対極を成すといえる。ジャズのジャンルとしては1930年代と1940年代に主流となっていたスウィング・ジャズと同義語とされることも多いが、近年ではビッグバンドの形式でスウィング・ジャズ以外(ビバップ、フュージョンなど)が演奏されることも多いため、現在では必ずしも同義語とは言えない。※出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
ノー・ネーム・ホーセス バックナンバー

神戸出身の日本が誇る世界的ピアニスト小曽根真率いる「No Name Horses」。
もともと2004年にボーカル伊藤君子さんのアルバムレコーディングに編成されたビッグバンドでしたがエリック宮城(Tp)中川英二郎(Tb)ら日本を代表するプレイヤーの集まりで、小曽根氏がこのバンドで是非コンサートやCD制作を行ないたいと再結成された現在日本最高峰のビッグバンドです。

2004年年末からのコンサートツアー用にと、その3週間前に小曽根氏からビッグバンドでよく使ってる譜面台がほしいと依頼があり、急場しのぎに作ったのが写真のものですが翌年3月のツアー途中で破れてしまい大阪ブルーノートのライブでは普通の譜面台に戻っていました。

2006年1月11日のIAJE(国際ジャズ教育協会)カンファレンスNYの初日、メイン会場であるヒルトンホテルのボウルルームのトリを務め満場の中、舞台に登場。

この会場は2004年のIAJEでは朝の11時に自分のバンドで演奏しましたが今回は観客なのに何故かその時以上に緊張しました。演奏が始まりグルーブするバンドに一安心。
NYでの国際イベントで日本のビッグバンドが自信に満ちたアンサンブルとソロを聴かせてくれ大変誇らしく感じました。

途中ドラムの高橋信之介氏のキックペダルにアクシデントがあり小曽根氏が舞台袖からガムテープを取ってくるハプニング。不安がよぎりましたが終わってみればスタンディング・オベーションと拍手の嵐でした。

2007年は2枚目のアルバムを制作するかもとのこと。これからも日本のビッグバンドを引っ張って行ってもらいたいです

※IAJE写真は常盤武彦氏撮影


PAGE TOP